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モーターサイクルと自転車とキャンプの日々。

Multistradaのスクリーン 

ムルティストラーダのパイクスピークモデルにはカーボン製のショートスクリーンが奢られています。

レーシングマシンを彷彿させるゼッケンベースのような見た目で格好良いのですが、 実際に高速に乗るとそれなりの風に晒されます。スクリーンを上に引き上げてもヘルメットには常に風が当たっている状態です。

f:id:key3:20170624132731j:plain Pikes Peak Multistrada graphic

以前所有していたドルソデューロは高速時の防風性が低く、ムルティストラーダに乗り換える遠因でもありました。そこで、パイクスピーク純正品の代わりとなる防風効果の高いスクリーンを探します。

2014年型ムルティストラーダには以下のモデルが存在しました(VIRGINDUCATI.comより)。

  • 1200
  • 1200S Touring Edition
  • 1200S Gran Turismo
  • 1200S Pikes Peak

こうして見返すと無印のSが無いのですね。ツーリングエディションとグランツーリスモはトップケースやパニアが付属した旅モデル、パイクスピークはスポーツモデルという見方ができます。各モデルのパーツリストを調査したところ、スクリーンはモデル別に合計3種類存在するようです。

純正品番 採用モデル ノート
48710611A 1200, 1200S Touring Edition
48710661A 1200S Gran Turismo
48710652AB 1200S Pikes Peak カーボン製

ツーリングエディションとグランツーリスモの品番が異なるのは、後者が大型スクリーンを備えているためです。純正部品で防風性能を高めるのであればグランツーリスモの部品を流用するのが良さそうですね。サードパーティのスクリーンについてWebikeで調べるとPuig、MRA、KAPPAがメジャーのようです。価格は純正も含めてだいたい1.3万円から2万円程度のようです。

なお、一番高価なのは純正品なのですが、傷だらけになっても曲げても簡単には割れない材料、人を傷つけないエッジ部分の加工など、作りの細かさを考えると納得です。

個々のスクリーンを比較してみましょう。

Puig

スペインのPuig

  • Racing Screen €80.0
  • Touring Screen €102.80
  • Touring Screen with Visor €130.90

Puigは日本でも買いやすく入手性は高そうです。 値段もこなれていて、色もクリア、スモーク、ダークスモークの3色から選べます。

MRA

ドイツにあるMRAはスクリーン専業のメーカです。このメーカは今回検索して初めて知りました。 Multistrada用のスクリーンは合計で4種類ラインナップされており、小型なものから順に次のようになっています。

  • Sport Screen €74.9
  • Touring Wind shield €84.89
  • Vario Touring Screen €127.90
  • X-CREEN €138.90

Sport Screenは見た目こそクリアやスモークなど透過色ですが、サイズはパイクスピークの純正品と大差ありませんからそれ以外が選択肢となります。こちらは純正品のサイズをベースに(ここでは素の1200や1200S Touring Editionを指すと思ってよいでしょう)長さと幅を広げたものということで、純正程度の防風性を確保するという目的には合致していそうですね。

KAPPA

KAPPAのMultistrada用アクセサリ一覧を覗くと、ツーリングモデルとカーボンモデルのスクリーンが存在します。カーボンモデルはパイクスピークものとあまりサイズが変わらないように見えますね。

  • ツーリングモデル KD7401ST
  • カーボンモデル KD7401NO

まとめ

ここまで製品、サイズ、費用感をまとめてきたわけですが、偶然にも某オークションに1200S用純正スクリーンが出品されていたので落札しました。 まずはこちらを取り付けて様子を見てみようと思います。