Multistradaは4 bikes in 1をコンセプトに開発されたもので、ありとあらゆる道を走破するため、アクティブサスペンションやエンジンのモード切替、オン・オフ両用可能なタイヤなどの様々な技術を開発して搭載しています。National Geographic社の「世界の巨大工場シリーズ」の1話にて、Multistradaの開発ストーリーを見ることができます。
このバイクはいわゆるマルチパーパスと呼ばれるジャンルのもので、メーカーの謳い文句としてはどのような環境でも「それなりに」走ることが出来ますが、アスファルトの上ではどのくらい速いのでしょうか?
Multistrada 1200は日本仕様で102〜150馬力程度です。大柄な車体は防風性に富み、ライダーはの疲労は少ないと考えられますが、一方、燃費や最高速にはよく無い影響があるだろうと(個人的には)考えていました。 YouTubeを巡っていると、先の考えを覆すような答えを見つけてしまいました。
Ducati Multistrada 1200 top speed 279
最高速度、なんと時速279キロ‼︎
一昔前のスーパーバイク並みの出力があるため、大きな車体や小さなスクリーンなどのネガティブな要素を鑑みても時速250キロ程度は出るだろうと考えていましたが、予想を大きく上回り、時速280キロ近い速度が出ています。
同クラスのバイクであるBMW R1200GSやTriumph Tiger Explorerと比較すると、驚異的な数字であることがわかります。
BMW R1200GS
Triumph Tiger Explorer
Multistradaの強心臓はスーパーバイク向けに開発されたPanigaleから転用され、バルブタイミングを変更して日常的な速度域で使い易くチューニングしたものです。手直しされていてもレース用エンジンの血が流れているのがDucatiの面白いところですね。良し悪しは別としてこういうバイクはとても好きです。
タイトルの答えとしては「十分に速い」と個人的には考えています。