一昨年公道用のモーターサイクルに乗ろうと決めて、おおよそ15年ぶりに購入した車両はaprilia Dorsoduro 750というバイクでした。

これまで大型バイクを所有したことはなかったし、そもそも4サイクルエンジンの車両にもろくに乗ったことがなかったので、慣らしという意味合いが強かったです。

Dorsoduroには1年ほど乗り込んで（と言っても3,000kmくらい）、公道で走っても大丈夫と思えましたし、使い方も通勤とツーリングと定まってきたので買い替えを決意。GooBikeを見ていたら登録後ほぼ未走行のMultistradaを見つけて購入して今に至ります。

実はMultistrada以外のモーターサイクルも試乗したことがあります。スペックを比較と試乗を繰り返して、ロングツーリングに向いていて、フラットダートに入れるくらいの懐があり、手に余らない車両を探すことにしました。候補に上がっていたのは以下のような車両。

	車重	電子制御サスペンション	クルーズコントロール	鍛造ホイール
Ducati Multistrada 1200S Pikes Peak 2014	196kg (乾燥) 221kg (燃料込)	○	☓	○
Ducati Multistrada 1200S Pikes Peak 2015	231kg (燃料込)	☓	○	☓
KTM SuperDuke GT	205kg (燃料除く)	○	○	?
Triumph Tiger 800 XC	218kg (装備…燃料込?)	☓	○	☓
Triumph Tiger Explorer XC	253kg (乾燥)	○	○	☓
BMW R1200GS	245kg (走行可能状態…燃料込?)	○	○	☓
BMW R1200RS	236kg（走行可能状態）	○	○	☓

横軸に機能を並べていますが、ABSやトラクションコントロールは必須装備（自分の一瞬の操作ミスで、転んで怪我をしたくない）ですので敢えて書いていません。

KTM SuperDuke GT

これはけっこう悩みました。軽量でツーリングに向いている車両です。純正パニアが良いですね。試乗もできなかったし、ウェブで探してもあまりインプレがなく、中古車もなかったので機会を逸したと思います。試乗会があればぜひ乗ってみたいですね。

Triumph Tiger 800

Tiger 800は手頃なサイズだし、フラットダートに連れて行ってもしっかり走りそうなので欲しいバイクでした。近所にTriumph取扱店があり試乗しに行ったのですが、極低速のトルクが薄くて乗りづらく、タチゴケする未来が見えたのでやめました。あのトルクの無さはどうにかならないんですかね…。

Triumph Tiger Explorer

こちらは残念ながら試乗車が無くスペックのみ。もう車重の時点で厳しさを感じますが、シャフトドライブのためチェーンメンテナンスも不要ですし、フラットダートに入れるツーリングバイクとしては優秀だと思います。1200もあれば低速トルクも太っていると思いますので一度乗ってみたい。

BMW R1200GS

言わずと知れたアドベンチャーバイクの雄。Tiger Explorerという同じように車重の点で厳しそうです。試乗車がなく縁がありませんでした。あと乗っている人が多いので、天邪鬼な私には向いていない気もします（笑）。

BMW R1200RS

近所のBMW Motorradに試乗車がありました。魔法の絨毯に乗っているみたいでとても快適です！エンジンは必要十分なパワーがあるし、振動は少なく快適です。クルーズコントロールも電子制御サスペンションも装備されており至れり尽くせり。しかし「このバイクに乗ると満足してしまい、わたしのバイク選び人生はおわる！」と思ったのでゴメンナサイ。上がりのバイクですね。バイク人生の後半に手に入れているかも知れません。

Multistrada Pikes Peak

Multistrada 1200S Pikes Peakは2015年モデルになり、鍛造ホイールや電子制御サスペンションが取り除かれてしまいました（通常の1200Sはザックスの電子制御サスペンション、Pikes Peakはオーリンズのコンベンショナルタイプ）。2015年以降のモデルは新車で乗り出し300万円近かったこともありパス。

というわけで、型落ち新車のMultistrada 1200S Pikes Peak 2014を見つけ出し、購入して今に至るというわけですね。