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モーターサイクルと自転車とキャンプの日々。

Multistradaサイドスタンドのモディファイ

道路は排水のためかまぼこ型になっているため、右車線設計の車両は日本車に比べてサイドスタンドをかけて駐めたときの傾斜がキツイと言われています。Ducatiはもちろんのこと、BMWも同様の傾向があるようです。

わたしのMultistradaも例に漏れず傾斜が大きく、足場の悪いところに駐めるときはそのまま倒れてしまわないか気を使います。倒れてしまわなくても、荷物が重い場合(キャンプ道具満載のとき)には、跨ってから引き起こすのがとても大変です。

かねてから懸案だったのですが、友人に紹介していただいた鉄工所でサイドスタンドをモディファイしてきました。

訪れたのは千歳烏山にある清水工業所さん。代表の護さんは3代目で、お一人で鉄工所を切り盛りしています。ご自身もバイクに乗られるそうで、工場内に置いてあったKTMにはモディファイしたサイドスタンドが装着されていました。

Multistradaの困った状況を相談したところ、自身の経験を交えてとても親切に相談に乗っていただき、実車を見ながらモディファイ方法を考えていただきました。主な方針は次の通り。

  • 純正スタンドを延長して駐輪時の角度を少なくする
  • 拡大した底面を溶接して地面に埋まりにくいようにする

ざっくりした方針を出して、あとは現物に合わせて加工していきます。


車両をクレーンで吊って直立させ、サイドスタンドの取り付け具合を確認。センタースタンドやスイングアームと接触しないように形状を検討します。

ステンレス板に純正スタンドの形状を写し取り、底面の形状を書き出します。

グラインダーで板を切り出します。グラインダーは切る用途、磨く用途などで2〜3種類を使い分けていました。

純正スタンドを切り取ります。これで元に戻れない身体に!

延長用の鉄棒をVブロックに並べて…

溶接します。

溶接されました。熱を持っているうちに作業台へコンコンと叩きつけて芯を出します。簡単に作業しているように見えますが、職人の技術を感じる部分です。

ステンレス板から切り出した底面の部品。

実車に合わせて仮組みし、長さや形状を確認。

底板と補強を溶接します。

全体が溶接されるとこのようになります。完成形に近づいてきました。尖っているところを削って丸め、塗装して仕上げます。

切り取った部品を並べるとサイズ感がわかりますね。これでキャンプ場でも安心して駐められそうです。

完成!

これまでいろいろなモーターサイクルに乗ってきましたが、パーツ交換やセッティングが中心で、部品のモディファイはほとんど行ったことがありませんでした。今回、初めて純正部品を加工したのですが、作業工程を見ているのは楽しいですし、「バイクを使い勝手の良いように改造する」というのは思いのほか新鮮でした。

使い勝手の良いようにカスタムして、遠くへ遊びに出かけたいですね!